日本政府観光局が、2017年1月以降の訪日外国人旅行者が、今月中旬に1,000万人を突破したと発表しました。過去最速のペースで、年間では2,700万人に達する見込みです。
昨年は2,400万人ですから10%以上も増えています。大型クルーズ船の寄港が増え、航空会社が路線の拡充を図っているためです。
国別では、トップが韓国で、僅差の2位が中国で、全体に占める比率は、ともに約25%です。ですから、外国人旅行客のうちの半分が韓国と中国ということになります。
慰安婦問題で日韓関係が冬の時代に逆戻りするのかと思っていましたが、意外や意外、現実はそうでもなさそうです。
これだけ韓国人旅行客が多いのは、韓国通によれば、基本的に韓国人は日本が好きだからで、慰安婦問題はほんの一部の人たちが反日感情を盛り上げようと煽っているだけらしいのです。
その一部の人たちというのが、強硬派の韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)を中心とする活動家たちです。日本嫌いで慰安婦問題の活動に生きがいを見い出している人たちです。日韓合意の見直し論も、挺対協が煽り、政治家がそれに乗っただけというのが実態だそうです。
韓国の新しい大統領は日韓合意の見直しを公約に掲げていますが、日本としては再交渉するつもりはまったくないと、あっさりと突き放し、放っておけばいいと思います。国と国との約束があるのですから、慰安婦問題は、日韓の国際問題ではなく、基本的に韓国の国内問題だからです。
先ほどの挺対協の人たちを除けば、一般の韓国国民は、昔ほど慰安婦問題に関心がないそうです。それで韓国からの訪日客が増え続けているのでしょう。
2017.05.25