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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第9話【グルメ/東京】江戸庶民の味をいまに伝える「駒形どぜう」

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第9話【グルメ/東京】江戸庶民の味をいまに伝える「駒形どぜう」

昨日、東京・杉並区高円寺での舞台の後で、夜、浅草に移動し、フランス在住で、日本での休暇を楽しんでいる知人夫婦(旦那さんがフランス人、奥さんが中国人)と3人で駒形どぜう・浅草本店に行きました。

この店は、江戸時代の1801年創業で二百十数年の歴史を持ち、江戸庶民の味をいまに伝える老舗です。1階が江戸情緒そのままの入れ込み座敷、2階と地下1階が椅子席ですが、私たちは1階の入れ込み座敷で定番の「どぜう定食」を注文しました。

どぜう定食の内容は、お通し、田楽、どぜう鍋、柳川鍋、どぜう汁、お新香、ご飯です。

どぜう鍋は、厨房で、生きたどじょうにお酒をかけて酔わせ、そのどじょうを甘味噌仕立ての汁に入れて煮込みます。そして、下ごしらえした状態で客席に運んできて、10尾ぐらいのどじょうを鉄鍋に並べます。これにネギをたっぷり乗せて食べるのが、伝統的な食べ方です。3人ともどぜう定食を注文しましたので、これを3回繰り返します。どじょうの臭みがなく絶品でした。

次に、柳川鍋、笹がきにしたゴボウを敷いた上に、どじょうを並べ、玉子でとじた鍋です。

中国人の奥さんが、昔は中国でも川で獲ったどじょうを食べたことがあった話をした後で「これは養殖ですか?」と聞いてきたので、店の仲居さんに「これ、ヨウショク?」と尋ねたら、意外にも「いえ、和食です」という答えが返ってきたので、思わず笑ってしまいました。どじょう鍋が和食か洋食かぐらいは見ればわかります。

ちなみに、駒形どぜうのどじょうは、以前は天然、いまは養殖です。
 
2017.04.09
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