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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第157話【社会】なぜか「女性専用車両」は男ばかり

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第157話【社会】なぜか「女性専用車両」は男ばかり

先日、東京駅のプラットフォームで上野東京ラインの到着を待ちながら、向こう側のプラットフォームの様子を眺めていると、そこに京浜東北線の電車が入ってきました。

そして、その電車は、ちょうど私の目の前が「女性専用車両」になるところで停止しました。その車両には女性客の姿はなく、乗客はおっさんや若い男ばかりでした。

あれ?と思って前後の車両を見てみると、そこには女性が大勢乗っていました。

これって変ではありませんか?

鉄道営業法34条には「男性が女性のための車両に無理やり立ち入った時には10円以下の科料に処す」という趣旨のことが書かれています。明治時代に制定された法律ですので「10円以下」という少ない金額になっていますが、「科料」ですので、軽微ではあるものの、れっきとした「犯罪」として取り扱われています。

しかし、国土交通省の見解では「女性専用車両」の設定は、それぞれの鉄道会社が独自に、サービスの一環として実施していることなので「国の法律は適用されない」こととなっています。つまり「女性専用車両」に男性が乗車しても法律違反にはならず、罰せられることはないということです。

「法律違反」ではないにしても、JRが「女性専用車両」を作った以上、男性利用客がそれに協力することが期待されているわけですから「マナー違反」にはなりそうです。

このようにJRは「女性専用車両」を用意しましたが、あまり女性客に利用されていないようです。その理由は、乗り換えが不便であるとか、改札まで遠いとか、そもそも余計なお世話だとか、いろいろあると思います。

しかし、そもそもJRがやっていることは愚かです。車両のひとつに「女性専用車両」の札を掲げただけで、そこで仕事が終わっていて、それを定着させようという努力が感じられません。海外でもやっているから日本でもと言うのでは、能がなさ過ぎます。
 
ちょっとは頭を使えば?と言いたくなります。

たとえば、

・発車前の駅構内で「女性専用車両は〇〇号車ですので、女性の方は是非ご利用ください。なお、男性のご利用はお控えください」とアナウンスするとか、

・発車後に、携帯電話の使用について注意する際、同時に「間違って女性専用車両に乗ってしまった男性のお客様は別の車両にお移りください」とアナウンスするとか、

・「女性専用車両」の内装を一面花柄模様にしたりピンク色にしたりして、男がこの車両にいると居心地が悪く、気まずくなるようなデザインにするとか、

・「女性専用車両」の中吊り広告や耳寄り情報など、女性が知りたくなるような情報が満載の車両にするとか、

そのような工夫をなぜしないのでしょうか?

JRがそのような対応までしたうえで、それでもなお女性が「女性専用車両」を利用しないのであれば、それは、女性が痴漢被害から身を守る権利を自ら放棄し、自己責任で男女共用車両への乗車を選択したのだと解釈して「女性専用車両」を廃止すればよいと思います。

ところで、

「女性専用車両」女装したオカマは乗ってもよいのでしょうか?

・「女性専用車両」は男女平等の精神に反するのでしょうか?

・国土交通省が法的根拠がないと言っている鉄道営業法を厳格に適用して、JRが10円以下の科料を徴収したらどうなるのでしょうか?
 
2017.09.04
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