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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第154話【居酒屋/東京】キラーカンの店・居酒屋カンちゃん

夕べは、久しぶりに新大久保の「キラーカンの店・居酒屋カンちゃん」に行きました。

キラーカーンと言っても若い人たちには馴染みがないかもしれませんが、1980年代に、辮髪に髭をたくわえ、毛皮のベストとモンゴル帽子といういでたちで「蒙古の怪人」として売り出し、奇声を発しながら相手の頸動脈を攻める「モンゴリアン・チョップ」で一世を風靡した身長195cmの人気プロレスラーです。

ニューヨークのマンハッタンにある格闘技の殿堂「マディソン・スクエア・ガーデン」でも試合をしていた世界的なメインイベンターで、モンゴル人として売り出しましたが、実は新潟生まれです。

現在70才で、私とは15年ほど前からの知り合いで、いつも「カンちゃん」と呼んでいます。

新宿を中心に居酒屋やスナックを作ってはつぶし作ってはつぶしを繰り返し、なかなか続かない人です。

最初に開いた西武新宿線・中井の店には、当時26才で謎の死を遂げた若者のカリスマ的シンガー・尾崎豊が連日カレーライスを食べにやってきていました。

その後、歌舞伎町に移転し、同時に西新宿や常磐線・綾瀬の3か所で営業していたこともありましたが、また歌舞伎町だけになり、そうこうしているうちに北新宿百人町に移転したのですが、今度はこの界隈一体の再開発のため、また歌舞伎町に戻り、という経過をたどりながら、昨年2016年9月に、人生最後の挑戦で新大久保駅前にオープンしたのが現在の店です。

昨年9月のオープンの日に店に入ると、TBSテレビの人たち6人が「爆報! THE フライデー」の「あの人は今・・・人生の決定的瞬間SP」をテーマに収録中でした。

早速、女性ディレクターが事情の説明にやってきました。午後5時の開店から翌午前1時の閉店まで8時間撮影を続け、放送されるのは約10分と話していました。

そのディレクターから放送予定日時を聞いていたので録画予約をしたところ、あれだけ「私を映さないでくださいね」、「わかりました」というやり取りがあったのに、その番組では、しっかり私が映っていました。

内容をチェックしてみると、これがまたウソだらけ。

私が店に入ったのが午後6時ごろ、その時点ではすでに数名の客が賑やかに飲んでいたはずですが、実際の放送では、午後5時に開店したのに客がなかなか入らず、午後7時になってやっと入ってきた2人目の客が私だったというシナリオになっていました。

つまり、最初は新規開店日に客が入らずどうなることかと気をもんでいたけど、開店から2時間もたった午後7時ごろから次々と客が入り始め、午前1時の閉店のタイミングでめでたく目標売上高を達成!というシナリオに書き換えられていました。

だいたいバラエティ番組はそんなもんです。

今回はその開店以来でほぼ1年ぶりです。

カンちゃんは午前中はだいたい眠っている人ですので、数日前の昼過ぎにカンちゃんの携帯に電話をしたところ、着信音で起こしてしまいました。

この店は料理人2人体制でやっていますが、中華担当の新井さんの料理の腕前は大したものです。特に酢豚が素晴らしい。大概の店の酢豚は「ねちょっ」としてますが、新井さんの酢豚は「カリッ」としています。

新井さんは、年末恒例のNHK紅白歌合戦の楽屋の中華料理担当です。数年前まではカンちゃんの店に毎日出勤していたのですが、現在は、この店は金曜日と土曜日だけで、普段はNHKの食堂で働いています。
 
店内に「蒙古の怪人・キラーカーン自伝」~ モンゴル帝国の末裔として全米を震撼させたプロレスラー、生涯初の本格的回顧録「今日からお前は人殺しのジンギスカンだ」という物々しいポスターが貼ってあったので「カンちゃん、自分で書いたの?」と尋ねたら、「インタビューに答えたら本になった」そうです。

つまり、ゴーストライターです。

※写真はキラーカーンの昔と今です。
 
2017.09.01

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