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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第96話【政治】先が読めない人たちと先が読める人たち

7月2日の東京都議選で、地域政党・都民ファーストの会が第1党になり、自民党は歴史的な惨敗を喫しました。

定数が127議席ですから過半数は64議席で、小池百合子都知事を支持する勢力は、都民ファーストの会55+公明党23+東京生活者ネットワーク1=計79議席と、過半数をはるかに超えました。

都民ファーストは改選前の6議席から55議席へと大躍進、自民党は改選前の57議席が23議席で惨敗、都議選前に公認候補16人の離党が相次いだ民進党は、改選前の7議席から5議席に議席を減らし第5党に後退しました。

自民党は、学校法人・加計学園問題、稲田防衛相の失言問題などによる逆風が影響して惨敗したと受け止めていますが、私はその分析は違うと思います。

もともと都政に大きな問題があったところに国政での不祥事が重なっただけで、どっちにしろ自民党は議席を減らしていたと思います。

昨年8月、東京都知事選で当選した小池新知事が初登庁し、都議会の各会派への挨拶回りをした際、都議会自民党の重鎮で議長の川井重勇(かわい・しげお)が、ツーショット写真撮影や握手を促した報道陣に対し「あなたの要望に応える必要はない」と発言し、これを拒否しました。

小池都知事へのこの対応がマスコミで報じられ、川井重勇は「小池都知事との握手を拒否した人」として有名になりました。

私は、このとき東京都民は、この都議会議長や都議会のドンがいるような腐りきった自民党に愛想をつかして背を向け、この時点で今回の都議選での自民党の惨敗が決まってしまったのだと思います。

今回の都議選は、先が読めない人たちと先が読める人たちとの違いがはっきりと表れた選挙だったと思います。

 
先が読めない人その1は川井重勇です。懲りずに今回の都議選に立候補して落選しました。いま話題の、将棋界の14才の最年少棋士・藤井聡太四段は何手も先を読み29連勝で最多連勝記録を更新したというのに、川井重勇は69才にもなって1手先も読めず、いまの感情で行動してしまう、単細胞でなんとも愚かな人だと思います。

先が読めない人その2は自民党新人の中村彩さんです。 「都議会のドン」と呼ばれた自民党の重鎮・内田茂都議の後任を決める選挙として注目を浴びた千代田区から立候補した中村彩さんです。この人は、小池都知事主宰の政治塾に参加し、都民ファーストからの出馬を打診されたのに、自民党のマドンナとなる道を選択して、結局、都民ファーストの新人に敗れました。もし都民ファーストから出馬していれば間違いなく当選していたと思います。

先が読めない人その3は民主党代表の蓮舫です。人のあら捜しをしては、目を三角にして、とげとげしく批判するばかりです。有権者はそのような話を聞きたいわけではないので、共感を呼ばず、民進党のイメージを落とすばかりです。民進党は、都議選に向けた公約集の表紙から蓮舫代表の写真を外して子どものイラストに差し替えました。有権者の印象が悪いというのがその理由です。民進党は、党員が離れ、有権者も離れ、かつての社会党のように崩壊への道を進んでいるようです。

次に、先が読める人その1は小池都知事です。都議選の告示日直前に、選挙での争点となりそうな築地市場問題で先手を打ちました。築地市場を豊洲市場に移転し、同時に築地の再開発を進めるという方針を表明して「決められない知事」という批判をかわしました。では築地市場を具体的にどうするのか、財源をどうするのかなどについては、まったく煮詰められていない段階でしたが、タイミングを優先して、とりあえず知事のブレーンの提言を都の方針として発表したのです。これでいいのだと思います。
 
先が読める人その2は公明党です。国政と都政とを切り分け、国政では自民党と連携し、都政では都民ファーストと連携しました。日和見主義かもしれませんが、王道を歩む政党でなければ、そのような立ち回りも必要だと思います。

ちなみに私は政治については好きなことを言っているだけで、特に支持政党はない、いわゆる無党派層です。

2017.07.05
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