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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第83話【経済】今回の景気拡大の愛称は「すさのお景気」? それとも「アベノミクス景気」?

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第83話【経済】今回の景気拡大の愛称は「すさのお景気」? それとも「アベノミクス景気」?

過去に何度か有名な景気拡大期があり、それが終わったときに「神武景気」とか「岩戸景気」とか、愛称がつけられました。

これを誰が命名したのかというと、政府ではなく証券会社やマスコミが勝手に命名し、それがいつの間にか定着したもので、日本神話に由来するものが多いようです。

1954(昭和29)年から始まった「神武景気」は、日本の高度成長の幕開けで、神武天皇以来の好景気 ということで、そのように名づけられました。

1958(昭和33)年から始まった「岩戸景気」は、所得倍増政策により経済成長率が年平均10%を超え、景気拡大期間が「神武景気」を上回っていた ことから、神武天皇よりもさらに遡って、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れて以来の好景気 ということで、そのように名づけられました。

1965(昭和40)年から始まった「いざなぎ景気」は、高度経済成長の真っただ中で、「神武景気」や「岩戸景気」をさらに上回る好景気だったため、天照大神のお父さんで日本列島の生みの親・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)から名づけられました。

1986(昭和61)年から始まった「バブル景気」は、土地や株などの資産価値が跳ね上がった時代でした。

2002(平成14)年から始まった「いざなみ景気」は、戦後最長の景気拡大期間で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の妹でもあり奥さんでもある伊邪那美(いざなみ)にちなんで名づけられました。しかし、この愛称はあまり定着せず、ただ単に「戦後最長の景気拡大期」とも呼ばれています。

そして、2012年12月に第2次安倍内閣が発足して以来、いまも続いている景気拡大は、まだ名無しの状態ですが、どのような愛称がつけられるのでしょうか?

考え方としては、日本神話ベースで名づけるか、景気拡大の背景ベースで名づけるかのどちらかだと思います。

日本神話ベースの場合 には、私は、「すさのお景気」になるのではないかと思っています。

須佐之男命(すさのおのみこと)は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊邪那美(いざなみ)の息子であり、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟です。

ここ数年で2回出雲を訪れたときに、地元で言い伝えられていた伝説 は次の通りです。

須佐之男命は乱暴者だったため神々がお住まいになる高天原(たかまがはら)から追放され、出雲の地に降り立ったとき、絶世の美女・櫛名田比売(くしなだひめ)に出会いました。

そのとき 櫛名田比売は、8つの頭と8本の尾を持つ大蛇・八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄になる寸前 でした。

そこで、須佐之男命は、八岐大蛇に酒を飲ませ、酔っぱらって寝込んだところを襲い退治したため、出雲で評判になりました。

高天原の暴れん坊で「厄介者」だった人が出雲では「人気者」になったのです。その後、須佐之男命は櫛名田比売と結婚して、生まれた息子が、出雲大社の祭神(さいじん)で縁結びの神・大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

この景気拡大期に、高円宮家の次女・典子さまと出雲大社権宮司の千家国麿(せんげ・くにまろ)さんが結婚したことでも、「すさのお景気」にプラス1票です。

次に、景気拡大の背景ベースの場合には、味も素っ気もありませんが「アベノミクス景気」だろうと思います。

今回の景気拡大は、実感がなくパッとしない景気拡大ですので、別に名づける必要もないのですが、あえてつけるとすれば、私はこの2つだと思います。

※画像は「出雲大社」です。2度参詣しました。
 
2017.06.22

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