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酒興放論

お気楽に人生を楽しんでばかりいるとバカになってしまうので、せめて1日に1回ぐらいはまとまったことを考えてみようというところから始めたお気楽ブログで、お酒を楽しみながら言いたいことを言うという趣旨です。ふだん、飲み友だちと居酒屋で酒を酌み交わしながら話し、話した先から消えていくような、1話1~2分のたわいもないお話です。心境が変化したら、ある日突然やめるかもしれません。

第185話【国際】今までの日本政府は周辺諸国からの脅威に対してスキだらけだった!

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第185話【国際】今までの日本政府は周辺諸国からの脅威に対してスキだらけだった!

日本の島の数は約6,850島です。

これは、海岸線の長さが100m以上の島だけの数ですので、それより小さい島も含めると、たいへんな数になります。

そして、これらの島を巡って領土問題が発生しています。

その原因は、今までの日本政府が周辺諸国からの脅威に対してスキだらけだったことにあると思います。

それぞれの時代にはそれなりの事情があったとはいえ、あまりにも無策であったと言わざるを得ません。

北方4島は、第二次世界大戦が終わって2週間も経ってからソ連に盗まれた島です。

尖閣諸島は、もともと日本人が住んでいた島でしたが、島民が引き上げ無人島になったときに、日本政府がボヤっとして放置しているうちに、ややこしい問題になりました。周辺海域に石油資源が埋蔵されている可能性が高いという情報が流れたとたん、突然、中国と台湾が領有権を主張し始めました。

竹島にしても明治時代に正式に島根県に編入したので安心していたところ、第二次大戦後、韓国が武力占拠し、武装警察官を約50人常駐させ、いまも実効支配を続けています。

2012年に尖閣諸島を国有化した直後から中国で反日デモが頻発しました。当時、私は、仕事で中国にいましたが、他の島は大丈夫なのか? と心配になりました。

いまは、どこの国からも見向きもされないような島であっても、将来、海洋資源やEEZの基点として重要性を増したときに、中国や韓国が武力でそれを奪いに来ることが容易に想定できるからです。

国境に近いところに位置している無人島は、特に気をつけなければいけません。

現在、日本の領海・EEZの基点となる離島は491島あり、そのうち431島が無人島、そのうち所有者のいる無人島は158島、所有者のいない無人島が273島あります。

日本の民法では、所有者のいない土地は「国庫」に帰属すると定められています。

日本政府も心配になってきたと見えて、やっと重い腰をあげ、今年の3月末までに、24都道府県の273の無人島の国有化を完了させました。

まずは、領海・EEZの基点となっている島を抑えて、領海・EEZの輪郭を確定することが重要です。いくら中国でも、まさか瀬戸内海の無人島の領有権まで主張することは考えられないので、領海・EEZの輪郭の内側の無人島については、そのうち、ゆっくりやればよいと思います。

国有化しただけではダメで、早急に無人島に名前をつけなければいけません。それを怠ると、いつの間にか、中国が、日本よりも先に、日本の離島に名前をつけてしまうかもしれないからです。

そして、重要な無人島については、しっかり管理していなければいけません。

無人島だけではなく、国境に近い、人が住んでいる島についても油断していてはいけないと思います。

最近、対馬で、自衛隊施設周辺の土地を韓国資本が買いあさっていることがわかりました。気がついてみたら、対馬が、韓国人だらけになり、竹島のように実効支配しようとするかもしれません。

このような島を「有人国境離島」と言います。

政府は、小笠原諸島、八重山諸島、対馬、佐渡など148島を「有人国境離島」に指定し、国の行政機関を設置したり、港湾整備を進めたり、人口増加施策を進める方針です。これは良いことだと思います。

北方領土問題にしても、竹島問題にしても、尖閣諸島問題にしても、日本政府は、おっとりしているというのか、ボヤっとしているというのか、問題が起きてしまってから事の重大さに気づくことが多いような気がします。

今までの日本政府は、周辺諸国からの脅威に対して、あまりにも無策で、周辺には「生き馬の目を抜く国だらけ」だという危機意識が乏しかったと思います。

まずは、国境付近の重要な島には、政府関係機関の施設を作り、交替で常駐させる体制を取らなければ、いつかまた、尖閣諸島や竹島のような領土問題が発生すると思います。

2017.10.02
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