夕べは「四文屋・新宿店」で飲みました。
場所は、東京メトロ・新宿三丁目駅から徒歩2分、JR新宿駅からだと徒歩7分ぐらいで、新宿ビックロと新宿通りを挟んだ向かい側の路地にあります。
午後7時に2名で予約していたのですが「予約の時間に遅れると即刻予約キャンセル」という、なかなか強気の店です。
予約した時間通りに店に着くと、店内は満席、外のテーブルで飲んでいる人が5~6人、店の外で席が空くのを待っている人が5~6人いて、いきなり、その客の多さに圧倒されました。
店内は、2人用の小さなテーブルに2脚の小さな木の椅子のセットが基本で、狭い店内では100人ぐらいの客が賑やかに飲んでいました。
客層は若い人が中心、オジサン以降の客は、間違って迷い込んでしまったという雰囲気です。
この店はいつも満席のようです。これだけ人気があるのは、
まず第一に、安いからです。添付画像のように、焼きとん、焼き鳥、焼き野菜などの種類が豊富で、いずれも1串一律100円という安さです。この店でいちばん高い品が、生ビール、中瓶ビールの500円かもしれません。
そして第二に、そこそこ美味しいからです。
この店の従業員は、ほとんどが東南アジア系で、私たちのテーブルの担当は、ベトナムからやってきてまだ5か月の19才の気立ての良い女性でした。本人曰く、周りからは25才ぐらいに見られるとのこと。昼間は日本語学校に通っていて、日本語のレベルが日々上達している様子がうかがえます。
ここは、予約、飛び込みに関係なく「1組2時間の時間制限」があり、1時間半が経過したころにラストオーダーになります。そうやって客を回転させています。たぶん、いつも店の外で待っている人がいるからだと思います。
時間制限のあるところは、接客態度が悪い店が多いのですが、ここではそんな雰囲気がありません。これだけ満席で、大声で話さないと相手の声が聞こえない状況の中で2時間もいると、結構疲れて、少しホッとするからです。
お会計は、ひとり2,500円ぐらいでした。
ところで、江戸時代、1文は金貨1両の 4,000分の1で、街道の茶屋では餅1個が3~5文と言われていますので、仮に餅1個が500円ぐらいとすれば「四文」は500円ぐらいになります。
ですから、やはり、「四文屋・新宿店」は1,000円でべろべろに酔える「せんべろ系」の店です。
※画像は「四文屋・新宿店」と「メニュー」です。
2017.10.12
